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先日の記事で紹介した、ふるさと納税やiDeCoは所得税や住民税が減額される制度でしたが、NISAは少し性格が異なります。NISAは株式や投資信託に投資をした場合にかかる税金が減額される制度で、投資をしていなければ関係のない制度です。しかし、資産形成に投資は必須なので、資産形成を始めれば、どこかで関係してきます。この記事では、NISAの概要、NISAのメリット、私のNISA活用法について説明します。
NISAとは？
NISA（ニーサ）とは、毎年決まった投資金額が設定され、株式や投資信託の配当金や値上がり益が非課税になる制度のことです。NISAには投資目的に合わせて、「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。
一般NISAでは、株式や投資信託を年間120万円まで購入でき、最大５年間非課税で保有できます。つみたてNISAでは、一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税で保有できます。
NISAのメリット
通常、株式や投資信託などに投資をした場合、これらの売却益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座内の取引であれば、これらの利益に税金がかからなくなります。例えば、10万円の利益が出れば通常なら手元には8万円しか入りませんが、NISA口座内の取引であれば、10万円そのまま手に入るのです。
NISAの始め方
NISAを始めるには、金融機関でNISA口座を開設する必要があります。NISA口座は証券会社以外にも銀行等でも開設することが可能ですが、手数料や使いやすさを考えると大手のネット証券で開設することをお勧めします。おすすめはSBI証券と楽天証券です。これらのどちらかであれば、わからないことがあっても、ネットで調べればすぐに答えが見つかりますし、お問い合わせの返答も結構早いので、安心です。口座の開設の仕方も、「SBI証券 NISA口座開設」で検索すれば、すぐにわかると思います。
証券会社のホームページから口座開設を申し込んで、開設が完了するまでは大体1週間程度かかるようです。開設が完了すると郵送で口座番号やログインIDなどが送られてきて、口座での取引が可能になります。
一般NISAとつみたてNISAのどちらが良いか？
私がNISAを始めた時には、つみたてNISAは設定されておらず、一般NISAの一択だったので悩む必要はなかったのですが、「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらが良いかというのは、これから始める方にとっては難しい選択でしょう。
「一般NISA」と「つみたてNISA」の違いを簡単に言うと、「一般NISA」では年間120万円の予算で株式と投資信託に投資できる、「つみたてNISA」は年間20万円の予算で投資信託に投資できる（株式にはできない）です。
最近では、投資初心者には「つみたてNISA」のほうがおすすめという情報が多いようなのですが、必ずしもそうとは言えないような気がします。なぜなら、つみたてNISAは年間の限度額が少なすぎるからです。これは確実に言えることですが、証券会社の口座を開設して、投資信託の購入を始めると、必ず試しに個別の株式を買ってみたくなるからです。特に高配当株（配当金の多い株）を購入し、配当金を受け取った時に税金が引かれるのを見ると、「一般NISA」にしとけば良かったと感じるでしょう。
結論としては、少しでも、個別株を買うかもしれないと考える人は、「つみたてNISA」よりも「一般NISA」を選択すればよいと考えます。
一般NISAとつみたてNISAのわかりやすい解説は以下の両学長リベラルアーツ大学の動画をどうぞ。
わたしのNISA活用法
私は、NISAという制度ができる前から株式投資をしていましたから、制度ができてからすぐにNISA口座の開設をしました。
それまでは配当金に約20％の税金が徴収されてから、口座に振り込まれていたのですが、NISA口座では税金の徴収がなく口座に振り込まれるようになりました。この制度によって、配当収入を大きく増やすことができたのです。
私の場合、株式投資は、値上がり益を得るよりも、高配当の株式を購入して配当という不労所得を得るという方法をとっているので、NISA口座の開設により配当収入を増やすことができたというのがNISAの活用法になります。
私は、給与収入がある間は、配当収入を消費に使わずに、さらに株式を購入するために使っているので、配当収入が増えれば、購入できる株式も増えていき、資産形成のスピードが速くなりました。
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