クレジットカード

私のキャッシュレス決済の使い方とポイントの獲得法

UnsplashCardMapr.nlが撮影した写真

 前の記事にも書いたように、私は目的に合わせて4種類のクレジットカード(MileagePlusセゾンカードヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカードdカードエディオンカード)所有しています。

 私は日常生活でこれらのクレジットカードを利用してキャッシュレス決済を行い、マイレージやポイントの獲得をしています。マイレージやポイントを利用すれば、お得に旅行や買い物ができますが、実際にどうすればよいか悩む人も多いと思います。

 この記事では、私がこれらの4種類のクレジットカードをどのように利用しポイントの獲得をしていているかを紹介します。この記事で紹介している方法は、あくまで私の生活に合わせたもので、万人向けとはいいがたいですが、皆様のお役に立てて頂ければと思います。

まずは、お金を払うときに少し考える

 まずは、お金を払うとき、つまり何か商品やサービスを購入するときに、何を使用して決済するのかを考えます。現金で決済するのか、クレジットカード等のキャッシュレス決済をするのかを考えるということです。

 現金で決済するのかキャッシュレスで決済するのかを決める決め手は、まずは購入予定のものが何で決済できるのかを知る必要があります。例えば、インターネット上での購入ではキャッシュレスでの決済しかできないものもあります。この場合は現金での決済を選択することはできません。

 また、リアル店舗で購入する際は現金で決済したほうが安い場合もあります最近では少なくなりましたが、キャッシュレス決済では、店舗側が手数料を支払う必要があるためこのようなことがある場合もあります。。

 さらに、現金決済の最大の強みは匿名性なので、他人に知られたくないものは現金で決済したほうが良いでしょう。キャッシュレスで決済すれば少なくとも、決済に利用した企業に何を購入したかを知られてしまいます。

 以上のようなことを考えたうえで、現金のほうが良いと思えば現金で決済をし、キャッシュレスで良いということになればキャッシュレスで決済します。

キャッシュレス決済の利用法

私が利用しているキャッシュレス決済

 私が利用しているキャッシュレス決済は、バーコード決済のd払いと各種のクレジットカードです。これらの決済方法の利用の仕方を大まかに分けると、リアル店舗での買い物では、d払いを利用し、インターネット上での買い物ではクレジットカードを利用しています。

d払いの利用方法

 d払いはリアル店舗での買い物で利用しています。私が日常で利用している店舗は近所のドラッグストアです。ドラッグストアは、お菓子や飲料がスーパーよりも安く購入できることが多いのでよく利用します。

 私が利用しているドラッグストアでは、dポイントカードの提示で1ポイント/200円、d払いで1ポイント/200円がもらえます。私は、dカードをd払いの決済に設定しているので、dカードの決済で1ポイント/100円ももらえるので、ポイントの還元率は2%になります。

 ドラッグストアでは、お菓子や飲料以外にも日常で使用する洗剤や掃除用品(クイックルワイパー等)、常備薬も購入したりしますので、年間にすればそれなりのポイントが貯まります。貯まったポイントは、買い物ごとにすべて消費してしまっているので、2%引きで商品を購入していることになります。

 ドラッグストア以外でd払いを利用するのはコンビニです。近所にファミリーマートがあるので、ここでもd払いを利用しています。ポイントの還元率はドラッグストアと同じです。ただ、レジの担当が新人だったりすると、キャッシュレス決済に不慣れだったりして時間がかかるので、その場合は現金で支払うこともあります。最近は、株主優待でもらったクオカードで支払うことも多く、コンビニでのd払いの利用率は低めです。

 d払い等のバーコード決済ではキャンペーンもしばしばありますが、私は、キャンペーンについてはそれほど気にしていません。いちいち調べるのも面倒くさいですし、キャンペーンには色々な条件が付くことも多いので、条件をクリアするにも労力がかかります。

 キャンペーンを利用すれば、もっとポイントはもらえるのでしょうが、私は2%の還元率で十分だと思っています。株式の配当で考えれば、2%の配当は高配当とは言えませんがそれなりの配当だと思うからです。

 キャンペーンを利用するために時間と労力を使って、ポイントを貯めるのが面倒くさいと思うよりも、確実なポイント還元を長く継続して受けるほうがお得な生活ができると思います。

スマホアプリによる「QRコード決済」「バーコード決済」についてはこちらの記事もどうぞ。

クレジットカードの利用方法

 ここでは、私が利用しているMileagePlusセゾンカードヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカードdカードエディオンカードの利用方法について紹介します。

MileagePlusセゾンカード

 MileagePlusセゾンカードは、私が使っているメインのカードです。このクレジットカードは、公共料金の支払でもきちんとマイルが貯まるので電気、ガス、水道といった公共料金の支払もこのカードで決済しています。私の場合、「マイルアップメンバーズ(5500円/年)」に登録しているので、決済額の1.5%のマイレージが貯まります。

 また、インターネットショッピングの決済にもこのカードをメインで使用しています。インターネットショッピングをする場合は、基本的にMileagePlus Shopping Japanを経由します。ここを経由して、インターネットショッピングをすると、クレジットカードで獲得できるマイレージとは別にボーナスマイルが獲得できます。例えば楽天市場をMileagePlus Shopping Japanを経由して利用すれば、クレジットカードで決済額の1.5%に加え、ボーナスマイルとして最高で決済額の0.8%が獲得できるので、最高で2.3%の還元率になります。これに加えて、楽天市場の買い物で加算される1%の楽天ポイントが獲得できるので、還元率は最高で3.3%になります。

 さらに、楽天では、楽天のサービスを利用すれば(例えば楽天証券で投資信託を購入するなど)、更に還元率を上げることも可能なので、4%近い還元率にすることも可能でしょう。ポイント還元の改悪が取り沙汰されている楽天ですが、ここまでの消費者還元を行っている企業はなかなかないので、まだまだ利用価値は高いと思います。

 MileagePlus Shopping Japanから経由できないサイトについては、ハピタスというポイントサイトから経由できないかどうかを試しています。このサイトで獲得できるハピタスポイントも楽天ポイントに交換可能なので、ポイントが貯まったら、楽天ポイントに交換して、利用しています。

 MileagePlus Shopping Japanとハピタスのどちらからも経由できないサイトの場合(ほとんどないですが)は、これ以上のことはせずにそのまま決済をしています。他のポイントサイトも探せば利用できるのかもしれませんが、探す労力と時間がもったいないからです。

ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカード

 ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカードは、MileagePlusセゾンカードのサブとして所有していますが、主目的は、Hilton Honorsのゴールド会員の維持とHilton Honorsポイントの失効防止です。

 しかし、このカードで決済をすることもあります。一つはHiltonを利用したときです。このカードをHiltonで利用すれば決済額の3%のポイントが獲得できます。また、アメリカン・エキスプレスのカードは、どのカードでもカードデスクに電話が繋がりやすく、セキュリティーもしっかりしているので、海外のサイトやいまいち有名でないサイトで何かを購入する場合や、海外旅行のときの現地での買い物に利用します。以前所有していたANAアメックスでも、怪しいサイトでの買い物は、アメックスが判断して決済をストップすることもあったので、安全性に関しては他のカードよりも高いと思います。

 アメックスのカードは年会費はそれなりに高いのですが、高いなりの価値は提供してくれるので、満足しています。

dカード

 dカードを所有している目的は、携帯電話料金の割引を受ける(dカードでドコモの携帯料金を支払うと187円/月の割引を受けられる)ためとd払いの決済に利用する(d払いの決済で1.5%のポイント還元が受けられる)ためで、他の目的には利用していません。

 ただ、dカードのカードブランドをVISAにしているので(MileagePlusセゾンカードはMasterで、ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカードはAmexです)、MasterとAmexが使えない場合(ほとんどないですが)このカードで決済します。

エディオンカード

 エディオンカードを所有している目的は、自宅の家電品の管理(5,500円(税込)以上で購入した指定商品に、5年間・10年間の長期修理保証が付く)と自宅のインターネット回線の割引(このカードで決済することで100円/月の割引が受けられる)のためです。

 このトカードは年会費が1,078円かかりますが、クレジットカードの利用額がエディオン店舗及びエディオンネットショップでの購入で165,000円(税込)以上であれば、次年度は無料になります。

 ただ、このカードの決済で家電を買うことはほとんどなく、年間1200円のインターネット回線の割引と、年に1~2回の家電の修理費が無料になることで、元を取っているという感じです。

 私は、ほぼすべての家電をエディオンで購入することで、エディオンカードに家電購入の履歴を残し、お店に問い合わせれば、いつ、どこで商品を購入したかがわかるようにしています。この履歴は、エディオンカードで決済しなくても残すことができます。このように、家電購入の履歴を残せば、家電が故障した際に、修理したほうが良いのか、それとも買い替えの時期なのかを判断することができます。

これらの利用法でどの程度のポイントが貯まるのか

 私が獲得しているポイントには2つの目的があります。1つは快適な旅行を安く実現するためのポイントで、これはマイレージとホテルのポイントになります。これらのポイントを活用するためには、ある程度ポイントを貯める必要があります。もう1つは、生活費を節約するためのポイントで、これは楽天ポイントとdポイントになります。

 この記事で紹介した方法では、マイレージは決済した額の約2%楽天ポイントとdポイントは決済した額の1~1.5%というところです。ホテルのポイントについては、ポイント獲得よりもHilton Honorsのゴールド会員の維持が主目的なので、あえてポイントを貯めようとはしていません。

 一般的な家庭の支出は15万~25万円程度なので、年間に使うお金は180万~300万円です。この値で計算するとマイレージが3.6万~6万マイル/年、楽天ポイントやdポイントが1.8万~4.5万ポイント/年といったところです。私の場合、貯めるポイントを分散しているのでそれほど多いポイントが得られるわけではありませんが、まずまずのポイントが得られていると思っています。

 もっと、生活費を節約したいというのであれば、楽天ポイントもしくはdポイントに集約すれば、年間で約10万ポイントを獲得し、約10万円分の節約をすることも可能と思います。キャンペーンをうまく利用すれば、もっとポイントを獲得することも可能でしょう。

 ポイントの獲得にはゲーム性があり、あまり夢中になるとポイントを獲得することが目的になってしまい、ポイントを獲得するために要らないものまで購入してしまうという、本末転倒なことも起こりかねないので注意が必要です。

 しかし、キャッシュレス決済でのポイント獲得は、あまり細かいポイントの獲得にこだわらずに、一定のルールで長期に続けることができれば、数十万円の生活費を削減することも可能です。

ポイントの獲得方法は時々見直す必要がある

 ポイントの獲得方法は時々見直す必要があります。ポイントの獲得ルールは、ポイントを提供する企業の都合で変更されることがしばしばるからです。ルールの変更はポイントがもっと獲得できるようになる変更もありますが、たいていは、改悪と呼ばれる、ポイントが獲得しにくくなる変更です。

 現在のポイントは、現金と同じように使えるものが多いですが、そのポイント分の経費を負担しているのはポイントを提供している企業です。したがって、企業の業績が悪くなればポイントの還元が悪くなる方向にルールは変更されます。

 最近話題になっているのが楽天ポイントの改悪で、今年だけでも以下のようなルール変更が行われています。

  • ポイント付与単位が「税込」から「税抜」へ変更
  • 楽天保険と楽天カードがSPUの対象外に
  • 楽天証券でのSPU条件達成のハードルが高くなる
  • 楽天カードによる公共料金の支払いが1%から0.2%還元に変更
  • 楽天銀行と楽天カードでのSPU条件達成のハードルが高くなる
  • 楽天モバイルの料金改定で月額0円プランが終了
  • 楽天ポイントクラブのバースデーポイントが廃止

 しかし、ポイントの獲得ルールが改悪されたからといって、すぐに他のポイントに移行するというのは禁物です。楽天ポイントの場合、これだけ改悪されても十分にお得なポイント還元率ですし、他のポイントについて学んだり、活用方法を考えたりするのは、結構な時間と労力を要するからです。

 ただ、ポイントの活用範囲が大きく狭まった場合や、あまりに還元率が悪くなった場合は、ポイントの獲得方法やポイントの移行を考える必要があります。例えばTポイントは、yahooとの提携が終了し、ポイントの活用範囲が大きく狭まりました。このような場合は、ポイントの獲得方法やポイントの移行を考えるべきでしょう。



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