仕事の効率化

書類整理の効率化に欠かせないドキュメントスキャナーのおすすめはどれか。

Image by Ag Ku from Pixabay

 十年位前から、書類や雑誌といった紙媒体のほとんどをドキュメントスキャナーで読み込んでPDFで管理するようにしています。PDF管理すると、保管する場所に困らなくなるのはもちろん、過去の記事を探すのも検索でできるようになるので非常に便利です。さらに、年を取って小さい文字が見にくくなっても、モニター上で拡大表示ができ読みやすくなります。

 これまでは、ドキュメントスキャナーに、富士通(現在はリコー)のScan Snapを使用していました。Scan Snapは非常に使い勝手がよく、カバーを開けると電源がONになり、原稿をセットしてボタンを押せばすぐにスキャンが始まります。

 しかし、原稿分離の性能があまりよくなく、購入後すぐは快適にスキャンできていても、しばらくすると原稿の重送が頻発するようになってきます。

 私はこれまで、Scan Snap S1500という製品を使用していたのですが、消耗品のローラーを変えたりしても、原稿の重送がおさまらなくなってきたので、今回買い替えを決心しました。

 この記事では、ドキュメントスキャナーの買い替えにあたって、考えたことを紹介します。この記事を読めば、皆さんがドキュメントスキャナーを購入するときの参考にできると思います。

ドキュメントスキャナーの買い替えで重要視したこと

 この度のドキュメントスキャナーの買い替えで、最も重要視したのは、「原稿の重送が起こりにくい」というところです。

 ドキュメントスキャナーを使用していて最もイライラするのは、原稿の重送です。原稿の重送が起きると、作業を中断してどこまで原稿が読み込まれたかを確認して、再度原稿をセットするといったことをしなくてはなりません。

 原稿の重送でこのような作業が入ると、いくら読み取り速度が速くても、原稿の電子化を終了させるために時間がかかってしまいます。

 Scan Snap S1500は、非常に使い勝手がよかったのですが、しばらくすると原稿の重送が頻発するようになってきます。

 原稿を送るローラーは消耗品で、別売りで購入して、入れ替えることが可能なのですが、ローラーを入れ替えても、しばらくすると原稿の重送が起こるようになります。

 こういった経験から、今回は、できるだけ原稿の重送が起こらない機種を選定しようと考えました。

ドキュメントスキャナーの選定

 ドキュメントスキャナーを選定するうえで、ロボット掃除機のようにレンタルをして、性能を確認する方法も考えたのですが、レンタルしてくれる業者も少なく、購入金額に比較して、レンタル料が高いので、ネットの情報で機種の選定をしました。

 ドキュメントスキャナーのレンタルを考えた場合、大手では、DMMいろいろレンタルというのがあるので、レンタルで機能を確認したい人はここを利用すると良いでしょう。

 私が家電製品を比較するうえで利用しているサイトは、家電批評モノマニアというサイトです。このサイトは、様々な家電製品を、細かいところまで比較してくれていて、取扱説明書ではわからないところまで紹介してくれています。

 これまで、このサイトを様々な家電製品の購入の際に利用しましたが、はずれたと感じたことはなかったので、今回もこのサイトを利用しました。ただ、このサイトは個人ブログのようなので、評価の際にはどうしても、記事執筆者の主観が入ると思ういます。したがって、評価を妄信するのは危険です。必ず、最後は自分で考えるという作業をするべきでしょう。

今回購入したのは、DS-571W(EPSON)

 家電批評モノマニアの記事では、Scan Snapの新製品は、クラウドサービス対応も充実し、前にもまして使い勝手が向上しているようです。

 しかし、原稿の搬送に使用しているローラーは旧機種と同じで、搬送機構もほぼ同じようなので、しばらくすると原稿の重送が頻発するようになるだろうと考えました(実際は改善されているかもしれませんが)。

 一方、EPSONの製品は、幅広ローラーの採用し、スキャンの安定と信頼性を高めているようです。また、「重送検知」「原稿保護(ホチキス検知)機能」「ガラス汚れ検知」という、他社製品にはない機能があります。

 つまり、EPSONの製品は、スキャン作業において「イライラする部分」を重点的に改善している製品といえるでしょう。まさに、私が求めている製品だと感じました。

 結果的に、EPSONの DS-571Wという製品を購入しました。

DS-571W(EPSON)の使い心地

 EPSONの DS-571Wは使い勝手についてはScan Snapには劣りますが、原稿の搬送で使用されている幅広ローラーの効果は絶大で、非常に安定したスキャンができます。実際、購入して数か月使用していますが、原稿の重送は今のところ起こっていません。また、読み込み速度も十分に速く、数分で雑誌一冊がスキャンできてしまいます。結果として、紙媒体のPDF化にかかって時間をかなり短縮することができました。

 私は現在この製品は、WIFIでPCと接続して使用しています。この製品はIEEE802.11b/g/nでWIFI接続が可能です。少し古い規格での接続ですが、転送速度は十分に高速で、スキャンしてからPCへの取り込みも短時間です。おそらくスキャンの安定性を担保するためにわざと少し古い規格での接続にしているのではないかと思います。

結果としてEPSONの DS-571Wは買ってよかった。

 ドキュメントスキャナーを使用していて最もイライラするのは、原稿の重送です。原稿の重送が起きると、作業を中断してどこまで原稿が読み込まれたかを確認して、再度原稿をセットするといったことをしなくてはなりません。

 私は、Scan Snapから、EPSONの DS-571Wに買い替えることで、ドキュメントスキャナーで感じていたイライラを解決することができました。Scan Snapのほうが、ソフトも、本体も使い勝手は圧倒的に良いと思いますが、私にとって、原稿の重送が起こらなくなるというのは、使い勝手よりも優先される事項です。結果としてEPSONの DS-571Wは、買ってよかったと感じています。

 Scan Snapは非常に操作性が良いうえに、付属ソフトも充実していて、ドキュメントスキャナーでは圧倒的に売れている人気製品です。しかし、原稿分離の性能があまりよくない(原稿の重送が多い)と感じている人は、EPSONの製品の購入を検討するとよいと思います。



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