資産を増やしたいのはやまやまだけど、何をすればよいのかわからないという方は多いでしょう。実は、資産を増やす方法は、基本的に一つしかありません。なぜなら、資産を増やす方法は、資産を(資産形成)ための公式で示されているからです。この記事では、資産を増やすための公式の紹介と、その公式で示されている資産形成の方法を示します。この記事を読むと、資産を増やすための方法と考え方がわかります。結論は、「節約をして、お金を貯めて、そのお金で資産運用をする」というのが資産形成の唯一の方法です。
資産を増やすための公式
資産を増やす(資産形成)ために知っておくべき公式があります。これは、資産形成の方程式と呼ばれるもので、以下のような式になります。
資産形成 =(収入-支出)+ 資産×運用利回り
この方程式は、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」(橘玲著)という本で紹介されているものですが、大きな資産を相続でもすることがない限り、資産を増やす要素にはこの方程式で使用されている項目しかありません。
資産を増やすための公式からわかる資産の増やし方
この方程式から資産形成する(公式の左辺部分を大きくする)には①収入を増やす、②支出を減らす、③資産額を大きくする、④運用利回りを上げるの4つの方法しかないことがわかります。
しかし、③の資産額を大きくするについては、資産のない状況では非常に難しいので、実際は、①収入を増やす、②支出を減らす、④運用利回りを上げるの3つになります。
資産を増やすための3つの要素を検討する
収入を増やす
収入を増やす方法には、本業を頑張る、副業をするといった方法があります。しかし、本業を頑張ってもそれに比例して給料が上がるということは難しいでしょうし、副業をするにしてもそれなりの時間が必要になります。また、副業をしたからといって稼げるとは限りません。働ける時間にも限度がありますから、サラリーマンの身分では少し難しいのではないでしょうか。
支出を減らす
支出を減らす方法には節約があります。資産を増やすための要素では最も簡単に始められる部分だと思います。実際に私もこの部分から手を付けていきました。ただ、無理な節約は長続きしないので、注意が必要です。できるだけ費用対効果の良い方法を見つける方法を見つける必要があります。一般的には、携帯電話契約や保険契約の見直しなんかが効果的とされていますが、私の場合は、ふるさと納税、株主優待、クレジットカードのポイントなどを利用することで生活費の削減を行ってきました。
運用利回りを上げる
運用利回りは高いほうがいいですが、個人が運用利回りをコントロールするのは無理です。せいぜい、金利の高い銀行で貯蓄する、高配当な株式に投資するといったものになりますが、これらも恒久的なものではなく、制度が変更されてしまえば、運用利回りも変わってしまいます。
資産を増やすためにできること
結果として、「節約をして、お金を貯めて、そのお金で資産運用をする」というのが私たちができる資産形成の方法ということになります。ですから、資産形成で最初に取り掛かるべきなのは、節約をして支出を減らす(方程式の(収入-支出)の部分を大きくする)ということになります。