資産形成をするためには、実際に何から始めたらよいかわからないと考える人は多いでしょう。この記事では、私が実際に資産形成をやると決めてまずやったことを紹介します。この記事を読むと、実際に私がどのように「節約をして、お金を貯めて、そのお金で資産運用をする」という仕組みの土台を作ったかがわかります。結論として、行ったのは、「週に1回の小銭貯金」と、「銀行口座の仕分け」です。
資産形成の方程式について考えた
まずは資産形成の方程式について考えてみました。この方程式の中で、まず自分ができることを考えたわけです。結果的にこの方程式の中で最初に自分ができるところは、(収入-支出)の部分を作り出すということでした。
どうすれば(収入ー支出)の部分が作り出せるか
次に考えたのは、「どうすれば(収入ー支出)の部分が作りだせるのか」ということです。ネットで色々調べてみたのですが、基本的に書いてあることは、「家計簿をつけるとか」、「給与が入ったら先取りして貯金する」といったものでした。
お金持ちにはなりたいが、あまり面倒くさいことはしたくないと考えていた私は、できるだけ、簡単に仕組化できる方法はないかと考えました。お金持ちになるためには、それなりに時間がかかります。簡単でないことは継続することが難しいからです。
そこで考えついたのが、週に1回の小銭貯金と、銀行口座の仕分けです。
週に1度の小銭貯金
資産形成をやろうと決めてから始めたのが、小銭貯金です。普通は毎日小銭を貯めていくようなのですが、不精な私は、毎週日曜日の夜に、財布の小銭をすべて取り出して貯金箱に入れていくということをしていました。その時についでに財布の中のレシートを出し、財布の中のお札を揃え、財布の中のお金の金額を確認して、財布の中身を整理していました。
週に一度の小銭貯金の効果は絶大で、私の場合、年間7~8万円は週に一度の小銭貯金で貯めることができていました。多いときは10万円を超えることもありました。小銭貯金は10年以上やっていましたから、100万円を超えるお金を貯めることができたわけです。このお金は、すべて投資に費やしました。
ところが、2022年1月17日に最後まで硬貨の預け入れが無料だったゆうちょ銀行が硬貨の預け入れで手数料を取るようになってしまいました。これを機に、私は小銭貯金をやめましたし、小銭貯金を他人に薦めることもなくなりました。
銀行というのは手数料稼業なので、色々なことで手数料を稼ごうとするのは、企業として当然のことなのでしょうが、ここ最近の銀行の手数料の取り方はちょっとひどいなという感じがします。手数料を取るのは構わないですが、それに見合った金利やサービスを提供してもらいたいものです。
銀行口座の仕分け
小銭貯金に加えて私が行ったのが銀行口座の仕分けです。これは、お金の動きを把握しやすくするためです。
資産形成のするためには、「まず収入と支出を把握する」ことが奨められていることが多いですが、これを実際に行うのは、はっきり言ってとても面倒くさいと感じました。
そこで私は、銀行口座を目的別に仕分けすることで、収入と支出が自動的に把握できるような仕組みにしようと考えたわけです。
銀行口座を目的別に仕分けするために、まずは銀行について少し勉強して、銀行にはいろいろな種類があることを知りました。この結果、私の場合、もともと口座を開設していた地元の地方銀行とゆうちょ銀行にネット銀行を組み合わせて、銀行口座を使い分けるのが適切だと考えました。
色々と試行錯誤した結果、私は、使っている銀行口座を「日常で使うお金用の口座」、「貯金のための口座」、「投資資金のための口座」の3つに分けました。
「日常で使うお金用の口座」
この口座は、給料の振込、公共料金、クレジットカード等の各種引き落としに使用しました。生活費もこの口座から引き出して使いました。
「貯金のための口座」
この口座は純粋に貯金のための口座です。私の場合、毎月1万円を1年定期で積み立てていくことから始めました。この積立は今でも続いています。
「投資資金のための口座」
この口座は株式投資用にお金を入れていく口座です。初めのころは月に数千円づつ入金していました。
実は最初は、「日常で使うお金用の口座」は生活費のための口座と引き落としのための口座に分けていたのですが、最近はお金を移動させることが面倒くさくなってきたので、「日常で使うお金用の口座」としてまとめてしまいました。
このように、口座を使い分けるようになって、自分にいくらお金があって、いくらぐらいお金を使ってよいかを簡単に把握できるようになりました。