これまで、クレジットカードは、ANAアメリカン・エキスプレス、dカード(VISA)、エディオンカード(MasterCard)の3枚を使用してきましたが、クレジットカードの見直しをすることにしました。
この記事では、現在の私の生活でBestと考えたクレジットカードの選択を紹介します。この記事で紹介するクレジットカードの組み合わせは、あくまで、私の生活の目的に合致したものであり、万人向けとは言えませんが、クレジットカードの選択を考えるときの参考にしてもらえればと思います。
私がクレジットカードを持つ理由
私がクレジットカードを持った最初の理由は、出張や旅行に行く際に、できるだけお得に、飛行機の良い席やホテルの良い部屋を利用したいというものです。
ですから、私のクレジットカードの選択の仕方は、ポイントを利用して、家計を節約するという目的からは少し外れています。
ただ、これまでに、クレジットカードによるマイレージやホテルのポイントの獲得で、ほとんどお金をかけずに、国際線のビジネスクラスを利用したり、ホテルのエグゼクティブフロアを利用してきました。
こういったことから、私のクレジットカードの利用目的は、日常生活の生活費を節約するものではなく、余暇の部分を安く済ませる方法といえるのかもしれません。
従って、私がクレジットカードで獲得するメインのポイントは、航空マイレージとホテルのポイントになります。
マイレージを獲得するためのクレジットカード
現在は、ANAアメリカン・エキスプレスでANAのマイレージを貯めていますが、コロナ禍になり、仕事での出張が激減したため、実際に飛行機に搭乗することもほとんどなくなりました。
したがって、現在貯まっているマイレージのほとんどは、クレジットカードの決済で獲得したもので、実際に飛行機に登場して獲得したものはほとんどありません。
また、マイレージはそれなりに貯まっているものの、コロナ禍になったためマイレージを特典航空券で使用する機会も殆どない状況です。
更に、ANAアメリカン・エキスプレスの維持には年会費が7,700円と「ポイント移行コース」の参加費6,600円の計14,300円がかかるので、今の飛行機の利用状況では維持費が少し高いと感じるようになりました。
そこで、維持費が安くて、マイレージの期限を気にしなくて良いものはないかと探したのが、「MileagePlusセゾンカード」です。
このクレジットカードは、ゴールドやプラチナといった上位のカードでは年会費が高いですが、一般カードでは年会費が1,650円と非常に安価です。また、このクレジットカードでは、追加の年会費5,500円を支払えば、マイルの還元率を1.5%にすることが可能です。ANAアメリカン・エキスプレスの半額でクレジットカードの維持ができます。
さらに、私は、このクレジットカードを持つにあたり、カード発行会社のクレディセゾン(8253)の株式を購入しました。クレディセゾンを調べてみると、現在のところ業績も安定しており、配当利回りは約3.5%で配当性向も24.3%なので、なかなかの高配当銘柄です。
今年の配当予想は60円×100株で6,000円(税引き前)なので、1,000円ちょっとでクレジットカードが維持できる計算になります。
このように、私は何かのサービスを購入する前には、サービス料を支払う会社の株式を購入して、その会社の儲けから配当金を受け取り、いくらかでもサービス料を取り戻すということをしています。
MileagePlusセゾンカードで獲得できるマイレージはユナイテッド航空のマイレージです。ユナイテッド航空のマイレージは特典航空券の交換に必要なマイレージは数が日系の航空会社よりも多くなったりしますが、ユナイテッド航空はスターアライアンスという航空連合でANA(全日本空輸)と提携関係があるので、ユナイテッド航空のマイレージでANA便の特典航空券も獲得が可能で、マイレージの有効期限がなく、比較的多くのマイレージが貯めやすいのが特徴です。
実際、MileagePlusセゾンカードでは、300万円/年までの利用は1.5%の還元率でマイレージが貯まりますし、MileagePlus Shopping Japanというサイトを経由してオンラインショッピングした場合はさらにボーナスマイルが獲得できます。MileagePlus Shopping Japanには楽天市場もあり、最高で0.8%(1,000円で8マイル)のマイレージが加算されるうえに、楽天市場で獲得できる楽天ポイントも獲得可能です。計算上は、最高で購入金額の2.3%マイレージが獲得できるので、特典航空券の交換に必要なマイレージは数が少し多くても構わないと考えています。
また、ユナイテッド航空のマイレージは楽天ポイントに交換が可能です。1,000マイルが400ポイントに交換なので還元率は悪いですが、特典航空券以外にも使い道があるのは、マイレージを特典航空券で使うことができないときにマイレージを無駄にしなくてすみます。
ホテルのポイントを獲得するためのクレジットカード
ホテルの特典プログラムで有名なのは、Marriott BonvoyとHilton Honorsです。私はクレジットカードを持つことで、Hilton Honorsのゴールド会員の資格を維持しています。過去には、Hilton Honorsと提携していた三井住友visaカードを所有していたのですが、このカードが廃止になってしまいました。廃止になった時期とコロナ禍の始まりが重なり、国内外のホテルを利用することもなくなったので、しばらくカードを持つことをやめていたのですが、何もせずに2年以上たつとこれまでのポイントが失効してしまうので、この度ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカードを作りました。
三井住友visaカードの時は年会費が約1万円だったので、この度のカードの年会費は16,500円となり維持費は高くなりますが、マイレージのためのクレジットカードをANAアメリカン・エキスプレスからMileagePlusセゾンカードに切り替えるので、合計額で考えれば安くできると考えています。
それに加えて、Hilton Honorsのゴールド会員の特典を利用すれば、ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカードの年会費の元は取れると考えています。実際にホテルに宿泊すれば、高い確率でお部屋のアップグレードは受けられますし(これまで、ほとんどアップグレードされました)、すべてのホテルでの朝食無料サービスが付きます。さらに、Hilton Honors会員はフロントが別になっており、優先でチェックインができます(混雑しているフロントを横目に優先でチェックインされるのは、とても気持ちが良いです)。
ホテルに宿泊しなくても、国内のHiltonホテルでは、Hilton Honors会員にレストランの割引なんかをすることも多く、Hiltonホテルのある都市部に住んでいる方にはとてもお得だと思います。
カードを切り替える機会にMarriott Bonvoyへの変更も考えたのですが、Marriott Bonvoyアメリカン・エキスプレスカードは年会費が23,100円と高いうえに得られる会員資格がシルバー会員なのでうまみが少なく、Hilton Honorsを続けることにしました。ただ、使用できるホテル数はMarriott Bonvoyのほうが圧倒的に多いのが強みだと思います。
生活費を節約するためのクレジットカード
生活費を節約するためのカードは、dカードです。dカードはドコモの携帯料金の決済に利用すれば、毎月187円(税込)の割引があります。187円は小さい額かもしれませんが、年間にすれば、2,244円の割引になります。
また、d払いの決済をdカードですれば、ポイント還元率が1.5%になります。また、ドコモユーザーであればd払いは支払い回数に応じてポイント還元率が3%までアップします。
私は行きつけの近所のドラッグストアでd払いを使用することに決めています。支払いのたびにポイントを全部使用するようにしてして、ポイントをすべて使い切るようにしています。ポイントは月に数百円といったところです。
オンラインショッピングでの支払いはMileagePlusセゾンカードを使用しています。オンラインショッピングではMileagePlus Shopping Japanを経由して楽天市場でするようにしていますので、マイレージに加えて楽天ポイントが貯まります。
また、ふるさと納税(10,000円/月)も楽天市場を通して楽天ふるさと納税でするようにしていますので、楽天ポイントは年間数千ポイントが貯まります。楽天ポイントも買い物の度に使用してポイントを使い切るようにしています。
私がクレジットカードの利用で節約できる生活費は、せいぜい年間数万円程度ですが、数年たてば数十万円になります。小さな額でも、集まればそれなりの金額になりますので、無理をしない程度にポイントの活用を続けていけばよいというスタンスでやっています。
家電を管理するためのクレジットカード
私が持っているもう一枚のクレジットカードがエディオンカードです。このクレジットカードは、自宅の家電品の管理のために所有しています。このクレジットカードの最大の特徴は、5,500円(税込)以上で購入した指定商品に、5年間・10年間の長期修理保証が付くという点です。指定商品は100種類以上で、一般的な家電品はほぼ入っています。
このクレジットカードは年会費が1,078円かかりますが、エアコン等の大型家電が故障した場合は、保証がなければ、数万円の修理代がかかるので、元は取れていると思います。先日も、ドラム型洗濯機の洗剤の自動投入装置が故障したのですが、この保証のおかげで修理費は無料でした。ネットで調べたところ保証がなければ、これも数万円の費用がかかるようでした。
また、私は、ほぼすべての家電をエディオンで購入することで、エディオンカードに家電購入の履歴を残し、お店に問い合わせれば、いつ、どこで商品を購入したかがわかるようにしています。この履歴は、エディオンカードで決済しなくても残すことができます。このように、家電購入の履歴を残せば、家電が故障した際に、修理したほうが良いのか、それとも買い替えの時期なのかを判断することができます。
さらに、私は、自宅のインターネットをエディオンのプランで申し込んだので、このカードで決済することで100円/月の割引を受けています。年間1,200円の割引なので、修理保証を使わない年があっても(実際には何かしらの修理を頼むことが多いですが)年会費分の元は取っていることになります。
まとめ
今回のクレジットカードの見直しで
ANAアメリカン・エキスプレス⇒MileagePlusセゾンカードに変更
ヒルトン・オナーズアメリカン・エキスプレスカード:新設
dカード:そのまま継続
エディオンカード:そのまま継続
となりました。しばらくはこの組み合わせで、生活をするつもりです。
このクレジットカードの組み合わせは、あくまで私の目的に合わせたものであり、決して万人向けのものではありませんし、ポイントがものすごく貯まる方法でもありませんが、皆さんの参考になればと思い記事にしました。