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以前の記事でも書いたように、まだ資産が少ない時期の金融商品への投資は、投資信託のみで十分です(こちらの記事を参考にして下さい)。しかし、投資信託への投資は、毎月の積立と同じなので、リスクは小さいものの、とても面白いと言えるものではありません。
投資信託への投資が数年続いてくると、個別銘柄に投資してみたいと思う人も出てくるでしょう。この記事では、そんな人のために、私がどのように個別株投資を始めたかを紹介します。
個別株投資を始めたきっかけは桐谷さん
以前の記事でも書いたように私が個別株投資を始めたきっかけは優待投資家で有名な桐谷広人さんです。テレビ番組で、桐谷さんが、生活費のほとんどを株主優待でまかない、住居費や電気代も配当金で支払うというのを見て、これは、投資信託の投資だけやっていたのではもったいないと感じたのです。
そこで、私は、桐谷さんのように株主優待と配当金で生活のすべてをまかなうのは無理でも、一部をまかなうことができれば、生活費を削減することができる上に、資産も大きくできるのではないかと考えたわけです。
初めての優待株
こうして、私は、優待株投資を始めることにしました。私が始めたころは、まだ、アベノミクスが本格的に始まる前で、株価も安く、10万円以下で購入できる優待株がたくさんありました。
私が最初に購入した優待株はビックカメラ(3048)です。当時まだ、ビックカメラは、10万円以下で購入できました。購入した理由は、雑誌で優待銘柄としておすすめされていたことと、生活圏内にビックカメラがあったからです。
ビックカメラは年2回、優待がもらえるので、半年もたたないうちに優待が送られてきました。始めてもらった優待を使うためにビックカメラに行き、食料品を購入したのですが、その時に、店員さんに丁寧にお辞儀をしてもらったことを覚えています。
たった、100株の株主なのに、それもお金を使わずに商品を購入しているのに、株主というだけで、こんなにも扱いが違うものなのかと感動しました。これは、投資信託の投資では味わえない快感です。
このような経験を経て、優待株にはまっていったのです。
初めての高配当株
始めは優待株を買って満足していたのですが、優待株は、優待がもらえる分、配当金が少ない銘柄が多いので、資産を効率よく増やすには、配当金をもっともらえるといいのではないかと考えるようになり、高配当株投資を始めることにしました。
私が初めて購入した高配当株は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。当時の購入金額は一株421円で5万円以下で購入できる高配当株でした。この銘柄も雑誌でおすすめの高配当株として紹介されていたものです。
この銘柄は増配が続いており、購入当時4%程度だった配当利回りが、購入当時の株価で考えると、現在は7%程度の配当利回りになっています。
株価については、上がったり、下がったりしていますが、安定的に配当金が入ってくるので、ほったらかしの状態です。
100株しか所有していないのですが、10年近く所有しているので、5万円以下で購入した銘柄にもかかわらず、これまでに数万円の配当金をもらっています。