基本的な「経済指標」と「個別企業の経営指標」を解説した本です。この本は、投資に必要な指標をちょっと復習しようと思って読んでみました。
この本の良いところは、指標の意味の説明だけでなく、投資をするときの指標の目安(著者の考える目安ですが)も示されているところです。指標の目安は、投資の仕方や、投資をする人の経験で違ってくるものですが、まずは、この本の著者が示している指標の目安に従ってみて、投資を経験していきながら、自分なりの指標の基準を作っていけば良いと思います。
この本では、重要な7つの指標を使用して、有名企業の分析例を挙げています。新しい本ではないので、今はないNTTドコモの例なんかが挙げられていますが、投資をする際の考え方に非常に役立つと思います。
この本は、投資指標を説明する本にしては、非常に理解しやすい本ではありますが、それほど簡単な本ではないので、少し時間を取って、落ち着いて読むことをお勧めします。
以前に紹介した、「株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書」が難しいという方に、お薦めできる本だと思います。
聞いてわかる投資本要約チャンネルでも紹介されているので、内容が気になる方は下記の動画を見てから購入されると良いでしょう。