投資

私の優待株の選び方

 株主優待では、株主になると様々な金券や食品がもらえます。日常生活で使用できるものも多く、優待をもらい始めると、現金を使うことが本当に少なくなります。しかし、優待株も選び方を間違えると、すぐに優待が縮小されたり、廃止されたりするという痛い目にあいます。

 この記事では、私が優待株を選ぶときに、最低限考えていることを紹介します。

そもそも株主優待とは何か?

 株主優待とは、企業が株主に、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度で、現在、上場企業のうち約1500社が優待制度を実施しています。株主優待はあくまで任意で実施されているもので、必ず行われているものではありません。また、株主優待をもらうには、権利確定日に一定数の株式(100株とは限らない)を保有している必要があります。

私がもらっている優待品はこちらの記事で紹介しています。

優待株の探し方

まずは日常生活で使っている商品やよく行くお店に注目してみる

 せっかく株主優待をもらっても、日常生活の中で使えなければ意味がありません。たとえば、地方に住んでいて、東京のお店でしか使えない優待をもらっても、気軽に優待を使うわけにはいきません。

 そこで、日常生活の中で定番で使っている商品や、日頃からよく行くお店に注目します。例えば、日常生活で使っている洗濯洗剤に注目してみます。トップという洗濯洗剤を使っているなら、ライオン(株)(4912)という会社の商品になります。そこで、Yahooファイナンスでライオンという会社を調べてみて、株主優待というタブをクリックしてみます。すると、100株保有しているとライオンの商品が優待でもらえることがわかります。

 もう一つ例を出します、日常の買い物をイオンでしているとします。ここでも、Yahooファイナンスでイオンという会社を調べてみて株主優待というタブをクリックしてみます。すると、100株以上の保有で買い物金額が割引される株主優待カード(イオンオーナーズカード)が優待でもらえることがわかります。

 このようにして、日常生活で使っている商品やよく行くお店に注目して優待株を探してみます。必ずしも、優待を実施している商品やお店が見つかるわけではありませんが、このようにして探した優待は必ず日常生活の中で使用できるので、無駄が出ません。

 また、できるだけ優待でお得に暮らしたいということであれば、日常生活で使っている商品やお店を優待を実施しているところに変更するというのも一つの方法です。例えば、花王の洗剤(花王は優待を実施していません)をライオンの洗剤に変えてみたり、スターバックスコーヒーではなくドトールコーヒー(3087)でコーヒーを買うようにします。

食品関係の会社に注目してみる

 日常生活の中で絶対に必要なものが食料品です。食品や飲料がもらえる優待は、無駄が出ません。日頃食べたり飲んだりしている食料品の会社に注目します。例えば、鯖缶をよく食べるならYahooファイナンスで日本水産(株)(1332)を調べてみます。すると500株の保有で、3,000円相当の自社商品を優待でもらうことができます。

株主優待がもらえる銘柄を紹介している動画を見てみる

 日常生活の中で、優待株を探すのは、限界があります。自分が使っていない商品を販売している会社については知りようがないからです。自分の生活圏以外でおすすめの優待株を見つけるのに役立つのが、株主優待がもらえる銘柄を紹介しているYoutube番組です。

 Youtube番組では、もらえる優待品だけでなく、優待株の業績の分析まで紹介してくれます。おすすめのYoutube番組は、カブ主優待ライダー株主優待と配当大好きわっけです。

株主優待を紹介しているサイトを見てみる

 株主優待は、証券会社のサイトでも紹介されていますが、楽しい株主優待&配当株主優待ガイドといったサイトを利用すると便利が良いと思います。これらのサイトでは、具体的な優待の写真が示され、優待利回り、配当利回り、実質利回りといった各種利回りも示してあるのでとても使い勝手が良いです。

株主優待銘柄を購入する際に見るべきところ

企業業績を必ず確認する

 株主優待は企業にとって、余分な支出となるので、企業が儲かっていないと実施することはできません。優待目当ての個人株主が多い企業であれば、優待の送料だけでも莫大な金額がかかります。したがって、業績の悪い企業、優待の改悪や廃止を行うことがあります。

私が確認している企業業績の指標

 私が確認している企業業績の指標は、①売上高②当期利益③自己資本比率④利益剰余金⑤有利子負債です。もちろん他の指標も見るのですが基本的には、これらの5つを最初に確認します。

 株主優待は企業が儲かっていないと実施することができないので、①売上高、②当期利益が年々増えていること③自己資本比率が40%以上④利益剰余金が⑤有利子負債よりも多いことというのを優待株購入の基準にしています(例外もありますが)。

 これらに加えてPERPBR理論株価を見て、株価が割安と判断できれば購入を決めています。

投資指標の詳しい解説記事はこちらの記事をどうぞ。

配当を出している銘柄を選択する

 株主優待はあくまで任意で実施されているものなので、常に改悪や廃止のリスクがあります。株主優待の改悪や廃止が発表されると、多くの投資家が保有株を手放すため、株価が急落します。しかし、これまでに配当出している銘柄であれば、同時に増配の発表もされて、あまり株価が下落しないことがあります。

 また、株主優待が廃止されても、配当がなくなることは少なく、含み損が出ても、配当をもらいながら持ち続ければ、配当が含み損を埋め合わせてくれます。さらに、ずっと株を保有していれば株主優待が復活することもあります。



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