私が投資対象にしている株式は、投資信託、優待株、高配当株です。株式投資で資産を大きく増やすには、株価の値上がりを狙った、成長株投資をすべきだという意見がありますが、成長株投資は、株価が上昇すると予想される銘柄を選択して、投資をしなくてはなりません。しかし、原則的に株価が上がるかどうかは、誰にも分らないのです。
そんな不確実な株式投資で、資産を形成するには、株価の値上がりを狙うだけの投資では、リスクが大きすぎると考えました。そこで、行き着いたのが、投資信託、優待株、高配当株に対する投資です。
株式投資ですから、投資信託、優待株、高配当株に投資をしても、資産がマイナスになる可能性は十分にありますが、私の場合、今のところ大きく資産がマイナスになるのは避けられています。
この記事では、こんな私の株式投資の基本的な目的について紹介します。株式投資の考え方の一つとして参考にしてもらえればと思います。
投資信託
別の記事でも紹介したように私はインデックス型の投資信託に毎月積み立て投資を行っています(投資信託の投資についてはこちらの記事)。インデックス型の投資信託への投資は、いわゆるほったらかし投資(ほったらかし投資についてはこちらの記事)の状態です。この投資については、仕組みを作ってしまえば、やること自体は簡単でいいのですが、いくら利益が出ていても、投資信託を売却して現金に換えない限り、使えるお金が手に入るわけではありません。
また、インデックス型の投資信託への投資では、大きく損をする可能性は低いですが、逆に大きく儲かる可能性も高くありません。
こんな投資を何のためにやるのかは人それぞれですが、私は、この投資を老後の生活(仕事をやめた後の生活)のためにやっています。私の計画では、仕事をやめる時点で、この投資信託への投資がいくらの価値になっているかはわかりませんが、仕事をやめた後は、資産額の4%ずつを毎年取り崩していき、生活費の足しにする予定にしています。
この、年4%ずつの取り崩しというのは、インデックス投資家の水瀬ケンイチ氏の著書「お金は寝かせて増やしなさい」で紹介されている方法で、この年4%ずつの取り崩しでは、保有資産ほとんど減らさずに済むということです。
優待株への投資
優待株への投資を始めたきっかけは、優待投資家で有名な桐谷広人さんです。桐谷さんが、生活のほとんどを株主優待でまかなっているというのを知って、株主優待をもらうことで生活費を減らすことができるのではないかと考えたのです。
現在では、数十の優待株を持っており、食品、お買物券、生活用品といったものを優待でもらっています。桐谷さんのように生活のほとんどを優待でまかなうところまではいってませんが、当初の目的の生活費を減らすことは達成できています。
また、ほとんどの優待株で、配当金ももらえています。この配当金は、仕事をやめた後は生活費の足しにしようと考えていますが、今のところは、投資資金の足しにしています。
高配当株への投資
高配当株への投資の目的は、不労所得を得るということです。いわゆる配当金を目当てにした投資です。
一般的に配当利回り(株価に対する年間配当金の割合)3%以上の株式銘柄が高配当株と呼ばれます。つまり、現在株価が1,000円の銘柄なら、配当金が年30円以上で高配当株になります。
初めは、もらえる配当金は年間数千円でしたが、今では、年間の配当金収入が数十万円になっています。まだ仕事をやめていないので、この配当金収入も全額投資資金にしていますが、仕事をやめた後は、この配当金収入を生活費の足しにしようと考えています。