今年も寒い冬がやってきました。冬は暖房費がかさみますが、今年は円安や資源高による電気代や燃料の値上がりで、普段よりさらに暖房費がかさみそうです。この記事では、私が考える冬の暖房費の節約と暖房器具の選択を紹介します。ただ、私は、雪の多い極寒な地域に在住しているわけではないので、そこのところはご了承願います。
暖房の前に温かい服を着ることが重要
どんな暖房器具を使用しても、温かい服を着用していなければ、暖房費はかさんできます。まずは、家の中での服装を確認してみましょう。
私は、冬服のほとんどはL.L.Beanというブランドを利用しています。L.L.Beanは米国メイン州のアウトドア用品のメーカーで、冬の寒さが厳しい地域に本社を置く同社が作る服は本当に暖かくて機能的です。
私のお気に入りは、セーター・フリースです。このフリースは、ユニクロのフリースに比べると高価ではありますが、温かさが段違いですし、何年も着ることが可能です。このフリースを着ていると「暖房いらないな」と思う日もあるくらいです。また、米国の会社が作っているだけあって、洗濯機を使用して洗うこともできます。
もう一つ私がお勧めするのは、秋冬用サンダルのSUBUです。SUBUは冬でも素足で履ける温かさと履き心地の良さを目標に開発されたサンダルで、私も数年前から愛用中です。もともとは、冬のアウトドア用のサンダルのようなのですが、私は室内履きとして使用しています。このサンダルも、安いものではありませんが、数年使用することが可能(実際数年使用しています)な点を考慮すれば、購入する価値はあると思います。
最もお得な暖房器具はどれなのか?
暖房、節約というキーワードで、検索すると色々な、暖房費用の節約方法を紹介した記事が出てきますが、そもそも、どの暖房器具の最もランニングコストが安いでしょうか?
いろいろと調べた結果、大体どの記事も、エアコン >> 石油ストーブ > 都市ガスストーブ >> 電気ストーブの順でランニングコストが安いと紹介されていて、エアコンの暖房が最もお得だと紹介されていることが多いようです。
でも、石油ストーブによる暖房も捨てきれない
現在の省エネ化されたエアコンは、最も安いコストで暖房ができるようですが、石油ストーブも捨てきれません。
石油ストーブは、燃料に灯油を使用するので、灯油の値段に暖房コストが左右されるという面はありますが、電気がなくても(停電でも)使用できるというのは大きなメリットです。
また、エアコンの暖房では、空気が乾燥するため、加湿器が必要になることも多いですが、石油ストーブでは天板上にやかんを置けばお湯を沸かすことができるうえ、部屋の加湿も可能です。沸かしたお湯はサーモスのポットに入れておけば、いつでも熱いお湯を利用することもできます。さらには、鍋をストーブの上に置けば煮物を作ることも可能です。
このように、石油ストーブを利用すれば、加湿や湯沸かしのために使用している電気やガスのコストを削減できるので、石油ストーブによる暖房は、それほどコストパフォーマンスの悪いものではないと考えています。
結論、私の暖房器具の選択
結論として、私は、暖房器具にはエアコンと石油ストーブを選択しています。これは、これらの暖房器具がコスト面で、他の暖房器具よりも優れているという理由もありますが、暖房に使用する燃料が違う暖房器具を揃えておきたいという考えからです。
エアコンは純粋に電気で作動し、石油ストーブは純粋に灯油で作動します。また、石油ストーブの燃料はポリタンクに入れておけば、備蓄しておくことも可能です。
他の石油ファンヒーターやガスファンヒーターといった暖房器具を使用するには、灯油、ガスといった燃料のほかに電気も必要なので、停電時に使用することができません。
このようなことから、日常でメインで使用する暖房器具はエアコンにし、いざというとき(停電時や災害時)のために石油ストーブを用意しておくというのがベストな暖房器具の選択だと考えています。
私は、いざというときに石油ストーブを使用するには、ある程度日頃から石油ストーブを使用しておいたほうが良いと考えています。日頃から使用していないと、いざというときに灯油のストックがないということも起こるからです。したがって、家の一部屋のみ暖房に石油ストーブを使用し、他の部屋では暖房にエアコンを使用するということをしています。当然、石油ストーブを使用するときは、必ず水を入れたやかんを天板の上に置き、コーヒーやお茶を入れるときのお湯が用意できるようにしています。