先日の記事で、クレジットカードを選択するときに考えるべきことを紹介しましたが、実際にどのクレジットカードをどのように使ったらよいか、わからない方も多いと思います。この記事では、私が実際にどんなクレジットカードを所有し、どのようにクレジットカードを使用しているかを紹介します。この記事の方法はあくまで私のクレジットカードの使用の仕方で、どんな方にも当てはまるものではないと思いますが、参考にしていただければと思います。
私が使用しているクレジットカードは3枚
私が使用しているクレジットカードは、以下の3枚のクレジットカードです
- ANAアメリカン・エキスプレス
- dカード(VISA)
- エディオンカード(MasterCard)
各カードの使用目的
各カードの使用目的は以下の通りです。
このカードは、高額商品購入時、インターネットショッピングでの商品購入時、国内外旅行時の決済に使用しています。
このカードでは、年会費7,700円とポイントのマイル移行の参加費6,600円/年がかかり、1年間に計14,300の維持費がかかりますが、トラブル時のサポートが非常に手厚く、サポートデスクの電話もほとんど待たされることがありません。高額商品購入時、インターネットショッピングでの商品購入時、海外旅行時のトラブルの対応は非常に面倒なことが多いので、サポートが手厚いというのは大きなメリットです。私はこのメリットのために、年間14,300の維持費を支払うことが高いとは思いません。実際に、海外のホテルから間違った請求が来た時もサポートデスクへの電話だけで問題の解決が可能でした。
昔は、アメリカン・エキスプレスは対応店舗が少なく使いづらいという印象がありましたが、JCBとの提携により、使えない店舗というのも少なくなりました。実際、アメリカン・エキスプレスで決済できなくて困ったということは、国内外で経験したことがありません。
また、アメリカン・エキスプレスのポイントは有効期限がないというのもメリットの一つです。アメリカン・エキスプレスの場合ANAマイルへの交換は、アメリカン・エキスプレスのポイントからANAマイルに移行して行われます。このため、旅行の予定がない時は、アメリカン・エキスプレスのポイントのままにしておき、旅行の予定ができたところでマイルに移行すれば、実質無期限のマイルを持つことができるということになります。最近はコロナ禍で海外旅行をできずにいるので、アメリカン・エキスプレスのポイントが10万マイル程度貯まっています。コロナが収まったら、どこかビジネスクラスで海外旅行をしようかと考えています。
このカードは、日常生活(コンビニやドラッグストアでの商品購入)での決済に使用しています。カード自体で決済することは、ほとんどなく、d払いに紐づけて、d払いの支払いをdカードでするようにしています。d払いの支払いをdカードでするように設定すると、街の店舗では、d払いのポイント0.5%とdカードのポイント1.0%で合計1.5%、インターネットショッピングでは、d払いのポイント1.0%とdカードのポイント1.0%で合計2.0%のポイントが付きます。
また、インターネットショッピングでは、dカードポイントモールを経由して商品を購入すると、dカードで獲得できるポイントアップします。私はふるさと納税をdカードポイントモールを経由して行うことで、数%の割り増しのdポイントを獲得しています。
貯まったdポイントはコンビニやドラッグストアでの支払いに使用でき、使い勝手も非常に良いです。私の場合、数百ポイントが貯まったところで、d払いをするときに、ポイントを消費しています。
このカードは、家電の長期保証と家電の購入履歴の管理のために使用していて決済に使用することはほとんどありません。私の場合、家電は基本的にエディオンで購入しており、エアコン等の高額家電の修理費用は、このカードの保証で賄っています。
このカードは、カード自体の年会費は無料ですが、年間会員サービス料で1,078円かかります。しかし、このカードではエアコンや冷蔵庫の高額商品で10年の保証が付き、買い替えまでの修理費用を考えるとコストパフォーマンスは悪くないと思います。実際、年に1~2回ぐらいは家電品の修理をエディオンに依頼し、無料で修理をしてもらっています。また、このカードでは、家電の購入履歴が管理されており、修理の依頼の際にこのカードを見せると、修理対象の製品の購入日や型式がすぐにわかり、修理の依頼もスムーズです。
また、エディオンが提供しているインターネットサービスの料金をエディオンカードで支払うと、月額数百円の割引があります。私は、インターネット回線をエディオンを通して契約したので、毎月100円の割引を受けています。
まとめ
私も過去には、色々なクレジットカードを持ってきましたが、現在はこのような、形にまとまっています。今の形が、ベストなものかどうかはわかりませんが、それなりにお得な状況にはできていると思います。
過去には、クレジットカードのキャンペーン等に左右されて、ころころとクレジットカードを変えたこともあったのですが、キャンペーンや高率のポイント還元は一時的なものがほとんどで、継続的にお得な状況にするということはできませんでした。
年会費無料のクレジットカードなどは、見かけのお得さに惹かれて、つい契約してしまいがちになりますが、継続的にお得な状況を作り出すには、各クレジットカードの使用目的をはっきりさせることが重要だと思います。
現在、私は3枚のクレジットカードを使用していますが、最初は、1枚のクレジットカードですべての決済をしたほうが、ポイントも貯まりやすく、生活費の節約効果も大きいと思います。
また、年会費が必要なカードは、資産形成の初期には必要ないと思います。資産形成がある程度できてきて、決済の額が大きくなった時に年会費の必要なクレジットカードの所有を検討するほうが、無駄が少ないと思います。